何かに驚いた時、とっさに出てしまう一言ってありますよね。ドイツ語には、そんな感嘆表現がたくさんあります。”Oops!”や”Wow”など、つい無意識に出てしまう言葉をドイツ語で言うことができたら、あなたのドイツ語もとってもこなれた感じに聞こえるでしょう。
日本語にも共通するように、感嘆表現にはその内容がポジティブなものかどうかで使える表現が異なります。そこで今回は、ドイツ在住の筆者が、日常でつい言葉に出てしまうOh my godなどの感嘆表現を厳選してご紹介します。
ドイツ語のOh my god!びっくりした時に使うフレーズ10選!
1. Oh mein Gott! / オー マイン ゴット! / なんてことだ
英語の”Oh my god!”のドイツ語版です。使い方も英語と同様で、日常の様々な驚きのシーンに使うことができます。驚きの内容が良い内容でも悪い内容でも使え、日常会話でよく耳にします。人によっては、”Oh”が抜けたバージョン”Mein Gott!” だったり、”mein” が抜けた”Oh Gott”と言ったりで、自由度の高い使い方ができます。
2. Oh Mann! / オー マン! / なんてことだ
どちらかと言うと、ネガティブな内容で使います。
(例)
・Oh Mann! Der Zug kommt wegen der Verspätung voraussichtlich erst eine Stunde später./なんてこった!電車が1時間も遅れるらしい。
・Oh Mann! Die Hausaufgaben müssen heute abgegeben werden. Ich bin gar nicht so weit./なんてこった!宿題の期限は今日なのに、まだ全然できていない。
3. Toll! / トール! / すごい!
英語の”Wow!”や”great!”に相当する感嘆の言葉で、驚きの内容がポジティブな内容の時に使われます。英語の「背が高い」の意味ではないので、ご注意を。
(例)
・A:Ich werde nächsten Monat heiraten./私、来月結婚することになったよ。
B:Toll! Herzlichen Glückwunsch!/わぁ、それはおめでとう!
4. Krass! / クラス! / それはすごい!
“krass”の言葉には、「極端な、甚だしい」という意味があります。大きな驚きを表す言葉で、ポジティブな感嘆にも不快感を表すのにも両方のパターンで使うことができます。
(例)
A:Weißt du was, er hat beim letzten Turnier ungeschlagen den ersten Platz gewonnen./〇〇くん、この間の試合で全勝だったらしいよ。
B:Krass!/それはすごいね!
5. Oha! / オハ! / わぉ!
英語の”Wow!”に相当する驚きを表す言葉です。どちらかと言うとポジティブな内容についての反応です。日本語の「おは~」に響きが似ていますが、ドイツ語では「オ」にアクセントをおいて言いましょう。
(例)
・Oha!Du hast eine neue Frisur. Das steht dir gut!/わぉ!髪型変えたんだね。すごい似合ってる!
6. Alter!, Alter Schwede! / アルター!, アルター シュヴィーデ! / おやまぁ!
英語の”Gosh!”に似たような驚きの表現です。内容がポジティブでもネガティブでも、どちらのパターンにも使うことができます。”Alter!”単独でもよく聞かれますが、”Alter Schwede!”のように、意味のあまりなさない言葉を付け加えるパターンもいくつかあります。ただ、”Schwede”自体は「スウェーデン人」という意味なので、スウェーデン人の方がいる前では避けた方が賢明でしょう…。
7. Echt?, Wirklich? / エヒト?, ヴィァークリッヒ? / ほんと?
日本語でいう「ほんと?」の意味です。”Echt?”の方が、よりインフォーマルな言い方なので、話す相手によって使い分けるといいかもしれません。また、日本語では同じ意味でも「うそ?」という表現がよく使われますが、ドイツ語で「うそ?」と言うと、何か根拠があって疑っていると相手に思われかねません。誤解を招かぬよう、避けた方が良さそうです。
8. Oh nein! / オー ナイン! / そりゃないよ!
言葉からも想像できるように、不快感や落胆を表す感嘆表現です。
(例)
・Oh nein!Schon wieder verloren!/そんな!また負けたよ!
9. Ups!, Upsi!, Uppsala! / ウップス!, ウプシ!, ウプサラ! / おっと!
英語の”Oops!”と同様の言葉はドイツ語で”Ups!”です。”Upsi!”や”Uppsala!”は、言い方のバリエーションです。気分によって言い換えてみても良いですね。
(例)
・Upsi!Ich hätte fast mein Portemonnaie vergessen./おっと、財布を忘れるところだった。
10. Was!? / ヴァス!? / なにそれ!?
信じられないくらいの驚きを表す時に使える表現です。”Was?”は、「何?」を意味する疑問詞ですが、この場合は普通の疑問文と区別するために、”Waaaaaas!?”/ヴァァァァス!?、のように驚きの気持ちを込めて、長めに言うのがおすすめです。
(例)
A:Unsere Miete wird dieses Jahr wieder erhöht./今年からまた家賃が値上がりだって。
B:Waaaaaas!?Schon wieder!/なにそれ~!?また上がるの!
まとめ
いかがでしたか?
どれも短い言葉なので、きっと覚えやすいかと思います。日常で意識して使うように練習すれば、いつの間にか覚えた自然に口から出てくるようになるでしょう。今回は、普段の会話でよく使われる言葉を主にご紹介したので、辞書にそのまま載っていないものもあります。ドイツ語での会話で、感嘆表現をうまく使い分けることで、会話の繋ぎがスムーズになり、きっとあなたの気持ちも相手にもより伝わりやすくなります。ここでご紹介した表現は、たくさんあるうちのまだたったの一部ですが、是非、たくさん覚えてドイツ語での会話のやり取りを楽しんで下さいね!
ドイツ語のOh my god!びっくりした時に使うフレーズ10選!
1. Oh mein Gott! / オー マイン ゴット!
なんてことだ2. Oh Mann! / オー マン!
なんてことだ3. Toll! / トール!
すごい!4. Krass! / クラス!
それはすごい!5. Oha! / オハ!
わぉ!6. Alter!, Alter Schwede! / アルター!, アルター シュヴィーデ!
おやまぁ!7. Echt?, Wirklich? / エヒト?, ヴィァークリッヒ?
ほんと?8. Oh nein! / オー ナイン!
そりゃないよ!9. Ups!, Upsi!, Uppsala! / ウップス!, ウプシ!, ウプサラ!
おっと!10. Was!? / ヴァス!?
なにそれ!?