中国の4月、5月、6月おすすめ人気イベント特集!

(Darryl Snow)

日本では各地で桜が咲き誇り、新年度が始まる第2クォーター。日本ではゴールデン・ウィークがある期間なので、楽しみが増える季節です。中国へ旅行に出かける方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、日本のゴールデン・ウィーク周辺を中心に、中国の4月、5月、6月のおすすめ人気イベントをご紹介します。

 

中国の4月、5月、6月おすすめ人気イベント特集!

 

1. 4月1日 愚人节(ユーレン・ジェ)と表記するエイプリル・フール

(Kam Gan)

4月1日のエイプリル・フールは、中国でも浸透しています。日本語でも、直訳すると”四月バカ”と言われた時期がありましたが、中国でも”愚人”として表記されます。騙される愚かな人の日とでも言うのでしょうか。最近は、SNS上に、様々な笑えるネタが登場するので、楽しめます。何故か、エイプリル・フール・セールも賑わいます。あらゆる商機を捉える事に機敏なのは、日本同様とも言えます。

 

2. 4月5日 日本のお盆の様な清明节(チン・ミン・ジェ)

(畅 孙)

一年に一度、ご先祖様のお墓に参り、お墓掃除をする日が清明节(チン・ミン・ジェ)です。謂わば、日本のお盆に当たる日と言えます。二十四節季の一つで、3連休の祝日です。

一方で、春の気配を感じる日という踏青(ター・チン)という側面もあり、お墓参りの後で、日本のお花見の宴会の様に、春を感じる宴会が行われる事もあります。ご先祖様と偲ぶと共に、春の到来を祝うという、両面の意味を有する祝日なのです。

 

3. 5月1日 ゴールデン・ウィークが短縮されてしまった劳动节(ラオドン・ジェ)

(shankar s.)

5月1日はメーデーです。日本ではメーデーは祝日ではありませんが、労働者階級の革命によって建国した中国では、労働者の祭典は重要な位置づけのある祝日です。2007年までは、この日から一週間は連休で、日本とほぼ同様のゴールデン・ウィーク(黄金週間)でしたが、2008年から連休は3日に短縮されてしまいました。それでも、4月の清明節と、この労働節の3連休、そして後述する端午节という二ヶ月連続3回の3連休は、中国の皆さんにとっては、春から初夏の楽しみになっています。

日本はゴールデン・ウィークで、中国も小型連休ですから、この時期の中国への旅行費用は通常よりも高くなります。この期間の中国旅行は混み合う上に高いのでおすすめしませんが、日本ではなかなか長期休暇が取れませんから、この時期に行かれる方も少なくないでしょう。華やいだ雰囲気を感じる事はできると思いますが、何せ連休ですから、込み合う事は覚悟して行かれて下さい。5月1日から3日が連休なので、4日、5日は込み合う事が少ないと思います。

 

4. 帝国主義反対運動の歴史を刻む五四青年节(ウー・スー・チンニェン・ジェ)

(evic dong)

1919年5月4日に、欧米列強の帝国主義に反対した学生が北京でデモ行動を行い、民主愛国運動が活発化しました。その日を記念した日が五四青年节として制定されました。各地で若者達による多彩な記念活動、各種のボランティア活動等が行われます。現在中国では、日本の成人式の様な全国的な成人を祝う式典はありませんが、地域によっては若者の将来を祝い成人式が行われる事もあります。又、14歳から28歳までの青年は、半日休暇が与えられています。

 

5. 5月18日 ちょっと珍しい国際博物館日(グォージー・ボーウーグァン・リー)

(Bill Taroli)

毎年5月18日は、国際博物館会議(ICOM)が1977年に制定した記念日で、毎年世界共通のテーマが定められ、各国で様々な企画が行われている事をご存知でしたでしょうか?日本でも多くの博物館で、この日は入場無料になりますが、中国でも同様で、多くの博物館で入場無料になります。行ってみたかった博物館に行くなら、この日がお得ですよ。

 

6. 6月16日 日本では”こどもの日”になった端午节(ドゥアン・ウー・ジェ)

(Alpha)

日本では端午の節句として古くから男子の健やかな成長を祈願する風習があり、現代では”こどもの日”として祝日になりました。五節句の一つで、元々は中国から伝来した風習です。粽を食べる風習も中国で古くから行われている風習です。中国では、旧暦の5月5日を端午节として祝います。

2018年は6月16日がその日で、こちらも3連休として6月18日まで小型連休になっています。前述の通り、4月の清明节、劳动节、端午节という二ヶ月連続の三度の三連休は、黄金週間が無くなった中国の皆さんにとって、大きな楽しみになっている休暇なのです。

 

まとめ

いかがでしたか?
中国における一年の第2クォーターは、3度の3連休がある期間なので、中国の一般市民にとっては、うれしい春先と言えます。日本のゴールデン・ウィークに中国へ旅行される皆さんは、5月1日から3日の混雑は覚悟して行かれて下さい。大都市には、中国内の地方からの観光客もたくさんやって来ます。都市生活に慣れていない市民も多数やって来るので、言動は大目に見てあげて下さいね。連休を楽しむ中国の皆さんと、仲良くお過ごし下さい。

 

中国の4月、5月、6月おすすめ人気イベント特集!

1. 4月1日 愚人节(ユーレン・ジェ)と表記するエイプリル・フール
2. 4月5日 日本のお盆の様な清明节(チン・ミン・ジェ)
3. 5月1日 ゴールデン・ウィークが短縮されてしまった劳动节(ラオドン・ジェ)
4. 帝国主義反対運動の歴史を刻む五四青年节(ウー・スー・チンニェン・ジェ)
5. 5月18日 ちょっと珍しい国際博物館日(グォージー・ボーウーグァン・リー)
6. 6月16日 日本では”こどもの日”になった端午节(ドゥアン・ウー・ジェ)

 


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