オーストラリアのクリスマスは超面白い!在住者に聞く7つの楽しみ方!

12月といえばクリスマスの季節ですよね。日本でクリスマスといえば、雪やイルミネーション輝く町並みといったイメージですが、ここ南半球のオーストラリアでは夏まっただなか。肌寒い季節の日本とはひと味も二味も違うクリスマスが楽しめるんです。

そこで今回は、現地在住の筆者がオーストラリアならではのクリスマスの過ごし方をご紹介します。

 

オーストラリアのクリスマスは超面白い!在住者に聞く7つの楽しみ方!

 

1. クリスマスは家族で

日本ではクリスマスは主にカップルがメインのイベントですが、オーストラリアでは家族でゆっくり過ごすための大切なイベントです。日本でいうお正月に近い感覚ですね。

ちなみにクリスマスといえば12/25,26を指し、イブでなくクリスマス当日の25日にお祝いするのが普通で、家族や親戚の親しい人だけで食卓を囲んで賑やかに過ごすのが決まりです。

 

2. サンタがモールにやってくる!?

オーストラリアでは11月頃からショッピングモールや家電量販店、ホームセンターなどで出張サンタ写真コーナーが常設され、ソリに乗ったサンタさんと家族写真を撮ってくれるサービスがあり、クリスマスカード用の家族写真が欲しい家族連れに大変な人気です。

さらには、ビーチにも赤と白のウェットスーツ姿のサンタが出没するのもオーストラリアならではの光景です。

また、クリスチャンが多い国のため12月に入ると、公園やスポーツグラウンドなどでクリスマスキャロルイベントが行われます。移動式遊園地や夜店、フェイスペインティングなど様々なアトラクションの他、メインステージでは地元の小中学生によるキャロルやダンスパフォーマンスなどが数時間に渡り披露され、参加者は持ち寄ったピクニックバスケットとドリンクを楽しみつつ、まったりと過ごします。

イベント最後には打ち上げ花火が上がるものもあり、厳かというよりは華やかなのがオーストラリアのクリスマスの特徴かもしれませんね。

 

3. クリスマスツリーは青と白!?

クリスマスが夏にあたるためか、ツリーデコレーションも夏を意識した青や白など寒色系の爽やかなカラーが人気です。ツリー自体の色も緑だけでなく、白や紫、ゴールドなどかなり自由なセレクションが9月頃から店頭に並びます。

ショップへ行けばその年のトレンドカラーがすぐチェックできるので、ツリー用デコレーションを毎年カラーごと変える人が多いのも、日本より飾る期間が長いからかもしれません。

 

4. クリスマスの正装・ディナースタイル

パーティが始まる前、それぞれにセッティングされたプレートのそばにクラッカーや紙の王冠が置いてあるのがオーストラリアスタイル。ゲストが王冠を被ったら「メリークリスマス」のかけ声と同時に全員がクラッカーを割り、さあパーティのスタートです。

一家に一台BBQグリルがあると言われるほどBBQ(バービーと呼ばれます)が盛んなお国柄のため、クリスマスにはもちろん特別なBBQが登場します!

BBQはオーストラリアでは男性の仕事のため、クリスマスパーティでは旦那さんやお父さんがこだわりのレシピで腕によりをかけたBBQをゲストに披露してくれます。焼き上がった肉に自家製のソースやオージーが大好きなスイートチリソースをかけて頬張ればあなたも立派なオージー?そんな定番のBBQに代わり、最近シーフードを選ぶのが新しいトレンドです。

うだるような暑さの中、ローストチキンのようにオーブンを使う必要もなく、普段はちょっと買えない刺し身や生牡蠣、カクテルシュリンプをテーブルにセッティングすればあっという間に目にも涼しいパーティのできあがり。何かと忙しい主婦には嬉しいですよね。

24日前後には新鮮な魚介類を求めてフィッシュマーケットやシーフードショップには長蛇の列ができるので、この時期だけ深夜まで営業する店もあります。

そしてディナーの後はやっぱりデザート!クリーム系ケーキが人気の日本と違い、オーストラリアで人気があるのはリキュールフルーツケーキ。他にブラックフォレストケーキやトライフルなど、ヨーロッパにルーツのあるケーキが多いのは移民社会だからでしょうか。クリスマスプディングや、ケーキではありませんがシュトレンやパントーネというフルーツやナッツ入りの甘いパンも人気です。

なお、オーストラリアの郷土料理について以下に特集していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

現地で絶対食べたいおすすめオーストリア郷土料理10選!
オーストリアといえば、ウィーンやザルツブルクなど音楽の国というイメージが強いですよね。しかし、今回注目したいのはオーストリア料理です。おそらくオーストリア料理と言われてもピンと来ないかもしれませんが、意外と魅力的でおいしいものが沢山あります。そこで今回は、現地在住経験のある筆者がオーストリアのおすすめ料理をご紹介します

 

5. クリッシープレッシー&クリスクリンゲル


クリスマスといえばやっぱりプレゼント!何でも省略しがちなオーストラリアではクリスマスプレゼントは「Chrissy pressy / クリッシープレッシー」と呼ばれ、サンタからだけではなく、親、親戚、知人などからそれぞれもらうのが普通で、子供にとっては一年で最もエキサイティングなイベントです。

また、大人同士もプレゼントを持ち寄って互いに交換する、クリスクリンゲルというイベントも。予算を決め各自選んだプレゼントをまとめたら、くじを引いた順番に一つずつ取っていきます。ラッピングからは中身がわからないので、どこをチェックして欲しいものを選ぶかが大人の知恵の使い所。

後の順番の人が他の人のプレゼントを選べるルールにすればさらに盛り上がること間違いなしですが、くれぐれもケンカしないように注意してくださいね。

 

6. 12/26はボクシング?

セールがお正月スタートの日本と違い、オーストラリアではボクシングデーと呼ばれる26日に始まります。変わった名前の由来は前日にもらったたくさんのプレゼントを箱に片付ける(boxing)日だから

この日は人気商品が破格の値段でお得に入手できるとあって25日夜から既に店頭に並ぶ人も多く、こうしてデパートやモールなどに殺到する買い物客のニュースを見るのがこの時期の一種の風物詩となっています。

 

7. オーストラリアのクリスマスを楽しむなら

もしオーストラリアで初めてのクリスマスを過ごすなら、まずはそのエリアのキャロルイベントがお薦めです。あまり込み合うこともなく、フード・ドリンク類など持参すれば気軽に参加できるので、オージー流のクリスマスの過ごし方を体験できるチャンスです。

また、主要デパートやモールなどに必ずある巨大クリスマスツリーを見に行くのもお薦め。スワロフスキークリスタルを使ったゴージャスなツリーから、リサイクル素材で作られたものなど、それぞれ個性豊かなツリーをチェックできますよ。

 

まとめ

いかがでしたか?
クリスチャンの多いオーストラリアですが、意外にもクリスマスは気楽に過ごすタイプのイベントが多いのは、夏という季節柄と楽天的な国民性によるものかもしれません。冬のクリスマスに飽きたら、暖かいオーストラリアで一風変わったクリスマスを過ごしてみると、新鮮な体験ができるかも?

 

オーストラリアのクリスマスは超面白い!7つの楽しみ方!

1. クリスマスは家族で
2. サンタがモールにやってくる!?
3. クリスマスツリーは青と白!?
4. クリスマスの正装・ディナースタイル
5. クリッシープレッシー&クリスクリンゲル
6. 12/26日はボクシング?
7. オーストラリアのクリスマスを楽しむなら

 


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