フィリピン国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

フィリピン国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

あなたはフィリピンの国旗をご存知でしょうか?日本でも繁華街などでお店の看板として目にしたことがあるかもしれません。フィリピンの国旗は、赤・青・黄色・白の4色でできており、三角形の中にある黄色い星が特徴的です。このデザインやカラーにはフィリピンの人たちのどんな歴史が隠れているのでしょうか。

そこで今回は、フィリピンの国旗が持つ意味やエピソードなどを詳しくご紹介します。




 

フィリピン国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

 

1. フィリピン国旗の制定は独立宣言の日

現在のフィリピン国旗が制定されたのは1898年6月12日です。6月12日はフィリピンの独立記念日でもあります。(実際の独立は1946年ですが)初代大統領であるエミリオ・アギナルド(Emilio Aguinaldo)が当時自宅にジャーナリストなどを招きスペインからの独立を宣言し、国旗を掲げました。国旗のデザインもアギナルドの考案に基づき、フィリピン革命政府代表のフェリペ・アゴンシリョの妻マルセラと長女、国民的英雄ホセ・リサールの姪ら3人によって作られました。この時国歌も同時に披露されました。

 

2. 国旗には植民地時代の思いが詰まっている

まず、フィリピン国旗には4つの色が使われています。青:真実と正義、赤:勇気と愛国、白:潔白と平和、黄色の太陽:自由の象徴を表しています。太陽が放つ8つの光は、スペインからの独立に立ち上がったルソン島の8つの州(カビテ州、ケソン州、タルラック州、パンパンガ州、バタンガス州、ブラカン州、ラグナ州、リサール州)を敬意として表しています。3つの星はフィリピンのルソン島、ミンダナオ島、ビサヤ島を表しています。長らくスペインの支配下にあったフィリピンの独立への思いが詰まっています。

 

3. 1907年~1919年までは国旗の掲揚が禁止されていた!

長かったスペインの支配下から解放されたのち、たった数年でアメリカの植民地時代(1901年~)に入ります。1907年には正式にフィリピンの国旗の掲揚が禁止になり、1919年にフィリピン国旗掲揚の許可が下りるまでアメリカ国旗がフィリピンの公式旗として使用されていました。

 

4. 戦争時は国旗を上下反対に掲げる

通常は青が上で赤が下ですが、戦争時は愛国心を強調するために赤を上にして青が下になるように掲げました。過去には2010年にニューヨークで行われた米・ASEAN首脳会議にて、当時の大統領ベニグノ・アキノ3世の後ろに立てられた国旗が逆さになっており、アメリカが謝罪したというエピソードもあります。

 

5. 国旗のデザインが何度も変更されている

おおまかな変更は以下のとおりです。

・1521-1565:まだ国旗は存在していません
・1565-1898:スペイン植民地時代はフィリピン国旗はまだなくスペインの国旗によく似たデザインが多くそのデザインも7回変わっています。
・1898-1901:スペインからの独立宣言をした独立国旗制定当時は青色の部分は水色で太陽も顔がありイラストのようでした。
・1907-1919:フィリピン国旗掲揚禁止期間にはアメリカ国旗のみが使われていました。
・1919-1936:フィリピン国旗掲揚が許可されてから、青い部分は星条旗と同じネイビーブルーを使用していました。太陽のデザインは現在と同じで形は三角部分が小さくこの期間だけ縦が細めでした。
・1936-1946:色やデザインは同じだが大きさが戻ります。
・1946-1985:青色部分濃いネイビーブルーが使われます。
・1985-1986:この期間は青色部分にキューバ国旗と同じライトブルーを使用していました。
・1986-1998:現在の国旗と印象はほぼ同じで青色部分は鮮やかなネイビーブルーでした。
・1998~:独立100周年を記念して現在の国旗が出来ました。青色部分はロイヤルブルーになりました。

またスペインの植民地時代にムスリムのモロ人がスペインに屈しなかった敬意として、8つの光を放つ黄色の太陽は、2009年に国会で光を1本増やし9本にすると可決されています。しかし、デザインは今だ改定されていません。

 

6. 独立記念日には国中が国旗だらけ!

6月12日はフィリピンの独立記念日です。フィリピンはスペイン、日本、アメリカの植民地を乗り越えて、3度独立しています。しかし、この6月12日は1でもご紹介したとおりまだスペインの支配下にあった時代でエミリオ・アギナルドが独立を宣言した日です。

そんな独立記念日は国中の至る所に国旗が見られます。モールでは国旗をデザインした展示物があったり、国旗を付けた車が走っています。またそれぞれの地域で独立記念イベントが開催され、もちろん手に国旗を持った国民が沢山参加します。この日は1年で一番国旗を見られる日でもあります。

 



まとめ

いかがでしたか?
フィリピンの国旗のデザインだけでも7回も変わりました。歴史的背景は複雑で、国旗が持つ秘密の中に長い植民地時代の国民の想いが多く隠されていました。またフィリピンの国章も国旗とよく似たデザインをしています。1946年にフィリピン共和国になってからは短い歴史ですが、今後フィリピン国旗が反対に掲揚される日が来ないことを願いたいですね。

 

フィリピン国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

1. フィリピン国旗の制定は独立宣言の日
2. 国旗には植民地時代の思いが詰まっている
3. 1907年~1919年までは国旗の掲揚が禁止されていた!
4. 戦争時は国旗を上下反対に掲げる
5. 国旗のデザインが何度も変更されている
6. 独立記念日には国中が国旗だらけ!

 



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