ドイツの有名な食べ物と言えば、一番にソーセージを思い浮かべる方も少なくないのでは。事実、ドイツのあらゆるイベントでは毎回必ずビールとソーセージが一緒に売り出されますし、毎年秋に行われるオクトーバーフェストでも、実に多くの種類のソーセージがそれぞれのテーブルに並びます。むしろイベント時のみと言わず、ドイツでは日常でも食卓に頻繁に並ぶほど、ソーセージは定番料理なのです。
せっかくドイツに行くのであれば、どうせなら本場のおいしいソーセージを試してみたいですよね!そこで今回は、本場ドイツのおいしいソーセージが食べられる場所や、めずらしいドイツならではのソーセージなど、現地のお役立ち情報をご紹介していきます。
本場ドイツのおすすめソーセージ特集!在住者に聞く8つの役立ち情報!
1. 定番のソーセージ
お店で必ず目にする定番の味と言えば、「ブラートヴルスト / Brätwurst」「ヴァイスヴルスト / Weißewurst」「カリーヴルスト / Curry Wurst」でしょう。
ブラートヴルストは牛や豚肉と様々なハーブを混ぜて作られます。その名の通り「ブラート(Brät=焼く)」つまり鉄板でジューシーに焼いてから、パンと一緒に提供されることが多いです。マスタードやケチャップも一緒に添えられます。
ヴァイスヴルスト(白ソーセージの意味)は特にバイエルン地方の物が有名で、仔牛・豚肉とハーブを練り混ぜて造られているので、風味豊かな味わいが楽しめます。出来たてであることが重要で、調理はシンプルに茹でたものを特製マスタードなどと一緒に頂きます。ミュンヘンに行かれる方は、是非お勧めしたい一品です。
カリーヴルスト(カレー味のソーセージ)は、ベルリンなどでは専門のファストフード店までできるほどポピュラーな市民の食べ物になりました。プレーンのソーセージにカレーのスパイスをトッピングして提供されるだけのシンプルなものですが、若者の間ではとても人気がある一品です。
2. 街のお肉屋さん
ドイツでは、街の至る所でお肉屋さんを見かけます。中を覗いてみると、生肉の扱いはもちろんのこと、豊富な種類のハムとサラミ、ソーセージの付け合わせのお惣菜のサラダやパスタなども売られています。お店によっては、お店で扱っているお肉を料理してその場で食べられるイートインコーナーを併設しているところもあります。
ここではおいしいソーセージはもちろんのこと、ドイツ名物のシュニッツェル(カツレツ)などもその場で頂けますので、見かけたらぜひ行ってみてください。
なお、ドイツのおすすめ家庭料理は以下で特集していますので、ぜひチェックしてみてください。
3. ドイツの定番!ビアガーテンでも
夏になると、ドイツではあちらこちらで公園などの屋外ビアガーデンが開放されます。ビールと一緒に頂くのは、やはりおいしいソーセージ。ここでは、必ず小さなパン(Brötchen)と一緒に提供されます。値段は3~4ユーロ(400~500円ほど)と安く、また手軽に食べられることもあって、ドイツ人に絶大な人気を誇ります。
4. イベントの出店でも
ソーセージの出店は夏場に限ったわけではありません。秋に行われるオクトーバーフェスト、寒い冬空の下のクリスマスマーケットでももちろん大人気はソーセージとパン。食べ物の出店が並ぶイベント事には必ずソーセージも売られていますので、是非ドイツ人達と一緒にソーセージを食べて、お祭り気分を味わいましょう!
なお、オクトーバーフェストやクリスマスマーケットについては、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
5. スーパーの精肉コーナー
ドイツのスーパーマーケットでは、精肉コーナーがとても充実しています。冷蔵のお肉が並ぶその隣に、量り売りをその場でしてくれるカウンターを併設しているスーパーは、ドイツでは珍しくないのです。スーパーが直接管理している安めのお肉屋さん(この場合、味も少し落ちますが)のこともあれば、地域のファーム直送のおいしいお肉屋さんがテナントとしてスーパーに入っていることもあり、スーパーと云えど品質は侮れません。
こちらにも、実に多くのソーセージやハム・サラミなどの加工製品が並びますので、是非足を運んでみることをお勧めしますよ。
6. ニュールンベルクに行くなら食べたい、ニュールンベルガー(Nürnberger Rostbratwurst)
ドイツ中央部に位置するニュールンベルクという街発祥のソーセージです。1つ1つが大きくて太いドイツのソーセージですが、ニュールンベルガーは短く、やや細めなのも大きな特徴です。豚肉とハーブを練り混ぜたのち、燻製する行程を省かれるため、ヴァイスヴルストのように白いのも特徴。通常は鉄板でジューシーに焼いてから、ザワークラウトなどと一緒に頂きます。
7. サラダと一緒に(Wurstsalat)
ヴルストサラダという名前にも関わらず、料理総重量のおよそ9割以上をソーセージが占める、とてもドイツらしい豪勢なソーセージのサラダです。
使われるのはハムのようなソーセージ、これを細かくスライスし、ゴーケンズ(キュウリに近い)や赤玉ねぎなどの野菜と一緒に酢・塩などで和えて頂きます。文字通り、とてもボリュームのある一品ですので、付け合わせというよりは小腹が空いている程度ならメイン料理にもなりうる程の料理です。
なお、現地レストランなどでぜひ食べて欲しいおすすめドイツ料理を以下にまとめていますので、こちらもぜひ一読ください。
8. 一風変わったフライシュケーゼ(Fleischkäse)
地域によっては「レバーケーゼ / Leberkäse」とも呼ばれます。パウンドケーキの型に、ソーセージの生地と玉ねぎやハーブなどを一緒に流し込んで、焼き上げられます。シンプルにフライパンで焼くだけでもおいしく頂けますし、お店では小さなパン(Brötchen)にサンドして提供されることが多いです。
見た目も味も、ソーセージと呼ぶには少し独特なフライシュケーゼ、是非試していただきたい一品です。
まとめ
いかがでしたか?
ドイツのソーセージは歴史が深く、味も見た目も本当に様々!是非、本場のおいしい味を現地で楽しんできてくださいね。
本場ドイツのおすすめソーセージ特集!在住者に聞く8つの役立ち情報!
1. 定番のソーセージ
2. 街のお肉屋さん
3. ドイツの定番!ビアガーテンでも
4. イベントの出店でも
5. スーパーの精肉コーナー
6. ニュールンベルクに行くなら食べたい、ニュールンベルガー(Nürnberger Rostbratwurst)
7. サラダと一緒に(Wurstsalat)
8. 一風変わったフライシュケーゼ(Fleischkäse)