住所を英語で書くときに絶対知っておくべき6つのポイント

外国に手紙やポストカード、荷物などを送る時、又は外国から何かを購入して住所を伝える際に、困った経験はありませんか?大抵の場合、相手の住所は相手から教えられた通り記入すれば大丈夫な事が多いですが、相手の敬称、自分の住所や名前、封筒への宛名の書き方、国名やAir Mailの書き方、宅急便の送り方など、いざ送ろうとすると迷ってしまう事が意外に多いはずです。今回は、そんな時に困らないよう「住所を英語で書くときに絶対知っておくべき6つのポイント」をご紹介します。覚えておけば必ず役に立つ基本的な事ばかりなので、ぜひお役立てください。

 

住所を英語で書くときに絶対知っておくべき6つのポイント

 

1. 住所は後ろから

まず最初に覚えておきたいポイントとして、英語の場合住所は後ろから書くという事です。

日本語の場合

郵便番号→都道府県→市町村→区・町名→番地→建物名→部屋番号→氏名

という順番ですが、英語ですと順序が逆になります。

英語の場合、

氏名→建物名→部屋番号→番地→町名・区→市町村→都道府県→郵便番号→国名

となります。

基本的には逆と考えて良いのですが、建物名と部屋番号の順番は変わらない事、国名が最後に付く事は覚えておいてください。

例えばアメリカのホワイトハウスの住所は、

1600 Pennsylvania Ave NW, Washington, DC 20500 U.S.A.

となります。

相手から住所を聞いて送る事が多いと思うので、基本的には教えられた通りに記入すれば大丈夫ですが、国名が抜けている事が多いのでそこはよく注意しましょう。

 

2. 日本の住所の表記の仕方

次に覚えておきたいのが、日本語の住所を英語で表記する方法です。こちらも基本的には外国の住所に合わせて「氏名→建物名→部屋番号→番地→町名・区→市町村→都道府県→郵便番号→国名」という順番で表記します。

例えば都庁の住所を英語で表記すると、

163-8001 東京都新宿区西新宿2丁目8ー1

8-1 Nishi-Shinjuku 2-chome, Shinjuku-ku, Tokyo 163-8001, JAPAN

となります。いくつかポイントがあるので見ていきましょう。

「市町村」「群」などの表記の方法は、英語に置き換えても良いですが、日本語の読みをそのままアルファベットで書けば大丈夫です。日本語の読みをそのまま書く場合は、間にハイフン「-」を入れるとより分かりやすくなります。

(例)
ABC市→ ABC, ABC-shi, ABC City
ABC町→ ABC, ABC-cho, ABC-machi, ABC Town
ABC村→ ABC, ABC-mura, ABC Village
ABC群→ ABC, ABC-gun, ABC County

「都道府県」の表記の方法も市町村と一緒で、英語に置き換えても日本語の読みをアルファベットにしてもどちらでも大丈夫です。

東京都→ Tokyo, Tokyo-to, Tokyo Metropolice
北海道→ Hokkaido, Hokkai-do
大阪府→ Osaka, Osaka-fu, Osaka Pref.
埼玉県→ Saitama, Saitama-ken, Saitama Pref.

郵便番号は英語で「zip code」と言います。英語表記の場合は郵便番号は最後から二番目に書き、国名が一番最後になります。国名は基本的にはすべて大文字で書きます。「123-4567, JAPAN」というように書きましょう。

と、ここまで色々と説明してきましたが、日本の住所を書いて送られてきた郵便物は、日本国内にさえ入ってきてしまえば後は配達するのは日本の郵便屋さんです。なので極端な話、「JAPAN」さえしっかりと書けていれば、あとは日本語で書いてあってもきちんと届きます。なのであまり細かい表記にこだわる必要はありません。それよりも国名と郵便番号、相手の名前など基本的な事項がしっかりと書かれている事をよく確認しましょう。

 

3. 宛名の書き方

さて、ここまで住所の英語表記の方法を説明してきましたが、今度は相手の名前の書き方についてご説明します。まず皆さん既にご存じかとは思いますが、フルネームを書く場合は名前が先で苗字が後になります。そして「様」や「教授」、「御中」などの敬称は名前の後ではなく、最初に付けます。敬称にもたくさん種類があるので、一部を紹介します。

Mr. / 男性に対して使う一般的な敬称

Miss. / 未婚女性に対して使う敬称

Mrs. / 既婚女性に対して使う敬称

Ms. / 女性に対して使う一般的な敬称

Mr. and Mrs. / 夫婦に対して使う敬称で、Mr. and Mrs. Suzukiというように相手の苗字だけを書いて使う

Messrs. / 会社や団体などに対して使う敬称で、御中と同じように使える

Prof. / 教授に対して使う敬称(professorの略)

Dr. / 医師や博士に対して使う敬称(doctorの略)

 

4. 封筒の書き方

相手の住所・名前の英語表記が分かった所で、いよいよ封筒への記入方法をご説明します。まず日本語の場合は封筒の表面に相手(宛先)の住所・名前。そして裏面に自分(差出人)の住所・名前を書くのが一般的でしょう。ところが英語で表記する場合は、どちらも封筒の表面に記入するのが一般的です。まずは自分(差出人)の名前・住所を左上に気持ち小さめに書き、相手(宛先)の名前・住所を右下に記入します。順番だけでなく書く場所も違うので注意してください。そしてエアメールの場合「AIR MAIL」「VIA AIR MAIL」と書くのを忘れないようにしましょう。これを忘れると船便になってしまい、到着まで1か月程かかってしまう事もあります。

 

5. ポストカードの書き方

ポストカードを送る場合は、裏面が左右2つに仕切られており左側にメッセージ、右側に切手・住所などの為の欄がプリントされている事が多いです。そうなっていない場合も自分で区切って書くと分かりやすく書く事が出来ます。左側には相手に対するメッセージを自由に書き、最後に自分の名前(サイン)を入れます。このサインのみで自分の住所は省略する事も出来ますが、相手にこちらの住所も知らせたい場合は右側の住所欄に記入するようにしましょう。

右側のスペースに相手の住所のみを記入する場合は、中心に大きめに記入します。自分の住所も記入する場合は、封筒に書く時と同じように左上に差出人、中心に宛先を記入します。その際に差出人の前に「From」宛先の前に「To」を記入するとより分かりやすくなります。右上には切手を貼るスペースを、また下の方には「AIR MAIL」が記入できるようスペースを空けておきましょう。

 

6. 荷物の送り方

海外に荷物を送る際にはいくつか方法があります。日本から発送する際によく使われるのは、EMS(国際スピード郵便)やクロネコヤマト等の国際宅急便でしょうか。どちらにしても、手紙やポストカードを送る時と違う点は、送り状のフォームに沿って記入する事、そして電話番号が必要な事です。送り状への書き方はすべてフォームの指示通りに記入すれば良いのでそれ程難しくはありません。相手に電話番号を聞くことだけ、忘れないように気を付けましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
日本語と大きく違う点は、住所の順番が逆になる事、そして封筒などへ住所を記入する時に、自分(差出人)が左上、相手(宛先)が右下にくる事の2点です。これをよく覚えておいてください。難しく思われがちな住所の英語表記ですが、一度コツさえ掴んでしまえばそれ程難しくはありません。事前に自宅の住所・会社の住所などは英語で表記出来るように練習しておくと、いざという時に慌てなくて済みますね。ぜひ試してみてください。

 

住所を英語で書くときに絶対知っておくべき6つのポイント

1. 住所は後ろから
2. 日本の住所の表記の仕方
3. 宛名の書き方
4. 封筒の書き方
5. ポストカードの書き方
6. 荷物の送り方


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