中国の1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!

中国の1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!

(Wilson Hui)

年が明けると、何故か晴れやかな気分になりますよね。西暦では年明けですが、中国は旧暦で新年を捉える国なので、2月中旬が元旦に当たります。中国の1月 2月 3月における最大のイベントは何と言っても春節と呼ばれる旧暦のお正月。そこで今回は、春節を中心に中国の1月2月3月のおすすめ人気イベントをご紹介します。

 

中国の1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!

 

1. 買い物するなら春節前の1月

中国最大の年間イベントはやはり春節です。西暦の元旦は、中国の皆さんにとって、日本人が思う元旦ではありません。単に西暦が変わった日として捉えています。本当の元旦は、旧暦の元旦。そして元旦を挟んで概ね一週間が春節休暇になります。日本と同様、地方から都会に出て来ている人たちが一斉に帰省するので、駅や空港は大混雑状態になります。そして、買い物をするならこの時期がベスト。どのお店でも春節セールを開催しているからです。

日本では、高級ブランドショップがセールを開催する事はありませんが、中国では高級店でも必ず春節には大々的なセールを打ち出します。日ごろ気になっているあのブランド、あの商品が、何と驚きの価格で買えてしまいます。中国の1月は、春節セールが最もおすすめのイベントです。これは各地、ほとんどのお店で行われています。

 

2. 札幌雪まつりの中国版・ハルピンの氷まつり(1月~3月上旬)

日本の冬の一大イベントと言えば、北海道・札幌の雪まつりが有名ですよね。札幌の大通り公園に、雪で巨大な彫刻群が出現して、人々は寒い中を、ライトアップされた建築物を楽しみます。この札幌雪まつりに匹敵するイベントが、ハルピン(哈尔滨)の氷まつりです。

正式には哈尔滨冰雪大世界(ハールビン・ビンシュエ・ダーシージエ)と言いますが、中国では通称・冰灯节(ビンダンジェ)と呼ばれて親しまれているイベントです。札幌は雪で彫刻を造りますが、ハルピンでは氷で巨大な建造物を造る事で知られています。メイン会場は、シベリアのアムール川に繋がる松花江という黒龍江省の有名な河川の川原で行われます。建造物と会場面積は、札幌雪まつりを遥かに凌駕しています。正に大中国を感じるイベントです。札幌同様、昼間観る事もできますが、やはりライトアップされた夜間に観るのがおすすめです。但し、気温も札幌を凌駕していて、大体マイナス20度から30度が普通ですので、厳重な防寒体制で行かれて下さい。

筆者は何度も行った事がありますが、大体一時間もすると身体の芯まで凍えて来ます。耳が千切れそうになる位に痛くなりますから、耳が隠れる防止やイヤーパッドをする事がおすすめです。毎年12月末から3月上旬まで開催されています。入場料は大人一人330元です。マイナス30度を体感する事と共に、壮大な氷の彫刻群を観覧する事は、とても貴重な体験です。中国の冬のイベントとして、最もおすすめしたいイベントです。

 

3. 2月14日 中国のバレンタインデーは日本とはちょっと違う

中国の1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!バレンタインデー

(El Bingle)

日本では、女性が意中の男性に、チョコレートをプレゼントして愛を告白する日として定着したバレンタインデー。中国も情人节(チンレン・ジェ)としてバレンタインデーは若者には定着していますが、日本とはちょっと違います。中国のバレンタインデーは、男性が女性に愛を表現する日。概ね、既に付き合っている恋人どうしが、愛を確かめ合う日として捉えられています。

ですから、日本式の告白デーでは無いのです。一般的にはチョコレートも贈りません。花をプレゼントする事が一般的です。その為、2月13日には、街中の花屋さんでは、特に薔薇の花の価格が高騰します。今年は、春節の直前なので、お正月気分と、ロマンチックな雰囲気が交錯して、大都市の街中は華やいでいる筈です。そんな雰囲気を味わえます。

詳しくは「中国のバレンタインデーはどんな感じ?6つのおもしろ豆知識!」をチェックしてみてください!

 

4. 2月中旬 爆竹と打ち上げ花火の壮絶さを体感するなら春節大晦日晩 ※2018年は2月15日

中国の1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!春節大晦日

(Jack)

旧暦は暦が毎年変わるので、1月が元旦の年もありますが、2018年は2月16日が元旦ですから2月15日が大晦日にあたります。中国のお正月を体験する事も、とても貴重な体験であり想い出作りになる筈です。もしこの時期に中国を旅される機会があれば、春節の大晦日の晩を体験されるのがおすすめです。何故ならば、各地で凄まじい程賑やかに年を越すからです。

日本は、除夜の鐘を耳にしながら、年越し蕎麦を食べながら、紅白歌合戦を見ながら等、比較的静かに年越しを向かえますよね。中国は違います。大体大晦日の21時頃から、そこかしこで爆竹が鳴り始め、23時を越えた辺りからは、打ち上げ花火がバンバン打ちあがり始めます。

悪い例えかもしれませんが、戦闘が始まったのかと見間違う位に、大都市の場合は街中が花火で空が紅く染まり、発砲しているかの様に爆竹が鳴り響きます。火災が起こる事も当然あるので、一時期各都市政府は爆竹や花火を禁止した事があるのですが、共産主義国家とは言え、春節の鳴り物禁止だけは民意に逆らえず、どの都市でも制限が廃止になっています。中国の皆さんにとっては通常の年越しですが、外国人にとっては想像を超えた年越しイベントとして接する事ができる筈です。

 

5. 2月下旬〜3月上旬 日本では七草粥、中国ではお湯に浸かったお団子を食べる日

中国の1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!汤圆タンユェン

(Mark)

お正月の華やいだ気分に一区切りする行事が日中双方にあります。日本では松の内明けとして、関東では1月7日、関西では1月15日に、七草粥を食べる風習があります。中国では、元旦から15日目の晩に、家族そろって家庭円満を祈り、お湯に浸かったお団子の汤圆(タンユェン)を食べるのが慣わしです。この日の事を元宵节(ユェンシャオ・ジェ)と言います。

日本は西暦なので毎年固定日ですが、中国は旧暦なのでこの日も元旦に応じて毎年変わります。2018年は3月2日が元旦から15日目のこの日になります。お団子の中身は、餡子や肉詰めなど、ご家庭によって違いがありますが、丸いお団子を家族と共に食べる事で、家庭の円満を祈る伝統的な風習なんです。汤圆は日本では食べる事ができるお店はほとんどありませんが、とても美味しい優しい食べ物なので、この機会に中国で食べてみるのは如何ですか。

 

6. 3月8日 女性をリスペクトする婦女節

中国の1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!婦女節

(lazydoll)

日本では3月8日が何の日なのかをご存知の方が少ないと思います。国連が制定した”国際婦人デー”がこの日なんです。中国では、妇女节(フーニュー・ジェ)として呼ばれています。多くの会社では、女性は半日休暇を与えられて、午後からは男性だけで仕事をします。共産主義国家ですから、当然ながら男女平等の国ですが、国連の制定趣旨をきちんと国家として遂行している点は、日本も見習うべき事です。

この日に特別のイベントがある訳ではありませんが、中国滞在中にこの日を過ごす事があれば、男女平等と女性の社会参画について、考えてみるのも宜しいのではないでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたか?
中国における一年の第1クォーターは、何と言っても春節が最大イベントです。大晦日の前から始まる民族大移動、大晦日の晩の賑やかさ、新年を迎えた中華民族の過ごし方を体感することが、最大の見所です。春節という華やいだ季節ですから、街中には大小のイベントも溢れています。華やいだ中国をぜひ体感なさってみて下さい。

 

中国の1月、2月、3月おすすめ人気イベント特集!

1. 買い物するなら春節前の1月
2. 札幌雪まつりの中国版・ハルピンの氷まつり(1月~3月上旬)
3. 2月14日 中国のバレンタインデーは日本とはちょっと違う
4. 2月中旬 爆竹と打ち上げ花火の壮絶さを体感するなら春節大晦日晩 ※2018年は2月15日
5. 2月下旬〜3月上旬 日本では七草粥、中国ではお湯に浸かったお団子を食べる日
6. 3月8日 女性をリスペクトする婦女節

 


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