ブルガリアで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント!

ブルガリアで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント!

(Jerzy Kociatkiewicz)

長い歴史と豊かな自然、独自の文化を持ち、見所いっぱいの東欧ブルガリア。2007年にはルーマニアとともにEU加盟国となり、外国人観光客の数も年々増えています。そんなブルガリアですが、現地では英語がどのぐらい通じるのでしょうか?

そこで今回は、ブルガリアを旅するあなたへ、気になる現地での言語事情やお役立ち情報を7つのポイントにまとめてご紹介します。

 

ブルガリアで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント!

 

1. ブルガリアで英語は通じる?

ブルガリアは、ヨーロッパの中では特に英語が通じにくい国だと言われることがありますが、ソフィア市内は観光化が進んでおり、最近は、空港やホテル、両替所など英語が通じる所が多くなってきました。しかし、「駅員さんやバスの運転手さんに英語で質問しても、ブルガリア語で答えが返ってきた!」というようなことも、実はけっこうあります。外で何か聞きたいことがある時は、比較的若い人に話しかけた方が、英語が通じる可能性が高いようです。また、ジェスチャーや筆談も、コミュニケーションを取る一つの方法です。電車やバスの時刻などは、むしろ書いてもらったほうが、確実かもしれませんね。

もう一つ、これは英語圏以外のどの国でも言えることですが、地方都市などへ行けば、英語が話せる人の数も少なくなることは心得ておきましょう。不安な方は、宿が提供する英語のガイドツアーなどに参加するのもおすすめです。

 

2. 他には何語が通じる?

ブルガリア語、英語以外に通じやすいのは、ロシア語、ドイツ語だと言われています。ブルガリア北東部では、トルコ語話者も多いようです。これらの言語が話せる方は、ブルガリア旅行で役に立つ時が来るかもしれません!

 

3. 旅で使えるブルガリア語フレーズ

大都市では英語が比較的通じると言っても、やはりいくらかのブルガリア語を覚えていた方が安心ですし、現地の人との距離も縮まります。せっかくなら覚えておきたい役に立つブルガリア語フレーズをご紹介します。

・おはよう:ドブロ ウートロ/Добро утро.
・こんにちは:ドーバル デン/Добър ден.
・こんばんは:ドーバル ヴェチェル/Добър вечер.
・ありがとう:ブラゴダリャ/Благодаря.
・すみません:イズヴィネーテ/Извинете.
・さようなら:ドヴィジダネ/Довиждане.
・お願いします:モーリャ/Моля.
・トイレはどこですか?:クデー エ トアレトナタ/Къде е тоалетната?
・英語が話せますか?:コヴォーリテ リ アングリースキ/Говорите лианглийски?

 

4. ブルガリア人の「はい」と「いいえ」

ブルガリア語で、「はい」を「ダ/Да.」、「いいえ」を「ネ/не. 」と言います。そこで注意しなければいけないのが、首の振り方。実はブルガリアの人たちは、日本や他国とは真逆で、YESの時に首を横に振り、NOの時に縦に振るんです。

その由来は、戦時中、敵に剣で喉元を突き付けられ、服従に対する返事を迫られた王様が、喉に剣が刺さらないよう首を横に振って「ダ(はい)」と答えたのが始まりだと言われています。

しかし、最近は、外国人の私たちのために、あえて日本や他国と同じ首の振り方をしてくれる人もいて、「ん?どっち!?」となってしまうことも。ですので、ブルガリア人に何か質問した際は、首の動きよりも、「ダ(はい)」か「ネ(いいえ)」の言葉で判断するのが一番確実でしょう。

 

5. 駅やお店に英語表記はある?

ブルガリア語で使用される文字はキリル文字ですが、ソフィア市内の空港やメトロ、バスターミナルは英語表記があります。駅の券売機なども英語案内の選択ボタンがあるので、迷わずチケットを購入できるでしょう。しかし、市内でも現地の人が利用するお店の看板や商品名は、英語表記のないところがほとんどです。何が書いてあるか分からずちょっと不安になるかもしれませんが、逆に考えれば、異国感を楽しむことができるはず。(外国人が日本に来て、街のひらがなやカタカナ、漢字を見てエキゾチックに感じるのと同じですね。)

レストランでは、ガイドブックに載っているような観光客が入るところは、メニューも英語表記されていますが、英語の説明を読んでもどんな料理か結局分からないということが多いので、事前にブルガリア料理について、いくらか知っておくと、「あ、あれだ!」とイメージしやすくなるでしょう。

 

6. キリル文字

キリル文字が、それぞれアルファベットのどの文字・発音にあたるのかを覚えておくと、格段にブルガリア旅がしやすくなります。駅やバス停の名前など、時刻表に英語表記がない場合に役立ちます。最低限、自分の行先地のキリル文字表記を知っておくと安心して動けます。文字が覚えられなくても、キリル文字の一覧表や、地名などを自分でまとめたメモを持ち歩くのがおすすめです。

 

7. 日本から持って行くと便利なアイテム

◆日本語のガイドブック…現地でも無料の地図や観光パンフレットが手に入りますが、全て外国語で書かれているものは、やはり読みづらく感じる方は多いでしょう。特にブルガリアは、ネットなどでも情報量が少ないので、入国までにガイドブックで知識を付けておくのは大事です。滞在中も活躍してくれるはず。買って無駄にはならないでしょう。

◆キリル文字一覧表…上記の6番でもお伝えしましたが、キリル文字はある程度覚えておいた方が、スムーズに旅ができます。と言っても、やはり全て覚えるのは大変ですよね。そんな方は一覧表を持っていれば、地名など読み方が分かり、便利です。

◆ペンとメモ帳…自分のメモに使うのはもちろん、駅員さんや窓口の人に時刻や行先地を書いてもらったりできるので、何かと重宝します。

◆日本のお菓子…道に迷って現地の人に助けてもらった時や、宿泊した宿のスタッフとのお別れの時に、感謝の言葉「ブラゴダリャ(ありがとう)」とともに、お礼の気持ちとしてチョコやキャンディーなど、日本のお菓子をプレゼントすると、きっと喜んでもらえます。旅では何が起こり、どんな出会いがあるか分かりません。ちょっとしたものでも、日本からのお土産を相手に贈ることで、それがお互いにとって特別な思い出となるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?
もし、現地で英語が通じないことがあっても、ブルガリアの人は観光客に対しても優しく、ジェスチャーで教えてくれたり、英語が話せる人をわざわざ連れてきてくれたりもします。また、滞在中に現地の人とたくさん交流することで、本やテレビだけでは知ることのできなかった奥深いブルガリアの魅力を知ることができるでしょう。今回の記事があなたのブルガリア旅行の参考になれば幸いです。素敵な旅になりますように!

 

ブルガリアで英語は通じる?旅行前に知るべき7つのポイント!

1. ブルガリアで英語は通じる?
2. 他には何語が通じる?
3. 旅で使えるブルガリア語フレーズ
4. ブルガリア人の「はい」と「いいえ」
5. 駅やお店に英語表記はある?
6. キリル文字
7. 日本から持って行くと便利なアイテム

 


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