リトアニアのイースター特集!現地在住者に聞く7つのおもしろ特徴!

日本ではあまり馴染のなりイースター祭りですが、カトリックの国リトアニアでは盛大なイースター祭りが開催されます。

イースターの時期は伝統的なイースター・エッグ作り、イースターのミサなどイースター色で彩られます。クリスマスのようなライトアップや華やかな飾り付けこそありませんが、各施設でイースターのお祝いやショーが開催され、イースターの雰囲気を存分に楽しむことが出来ます。

そこで今回は、イースターを盛大にお祝いするリトアニアのイースターについて詳しくご紹介していきます。

 

リトアニアのイースター特集!現地在住者に聞く7つのおもしろ特徴!

 

1. リトアニアのイースターの時期はいつ?日本との違いはある?

キリストの「復活」を祝う行事として、カトリックの国々ではイースターのお祭りが盛大に開かれます。リトアニアは伝統的なカトリックの国なので、毎年クリスマス並みに盛大にお祝いしています。

イースターを祝う時期は日本と同じ4月頃ですが、春分を過ぎて初めて満月の夜を迎えてすぐの日曜日がイースターの日と定められています。

2. リトアニア人にとってイースターは伝統行事?


リトアニアでは、皆がイースターをお祝いします。クリスマスのように家族そろって家でお祝いするのが一般的で、祖父母の家に家族が集合します。クリスマスのように派手な飾り付けはしませんが、皆でイースター・エッグを作ったり、食べたり、ゲームをしたりと楽しく過ごします。

敬虔なカトリック教徒の人はイースターのミサに参加し、キリストの復活を祝います。因みに、この時期学校は春休みなので授業はありません。

3. イースター・エッグの作り方は家庭によって異なる?

リトアニアのイースター・エッグの作り方は家庭によって異なります。

卵にひたすらペイントする家もあれば、卵に玉ねぎの一番外側の皮を巻きつけて茹でる方法を実践する家もあり、中には卵に蝋を付け、針などで削りながら複雑で美しい模様付に挑戦する家もあるなど、その家独自の方法でイースター・エッグを作るのが伝統となっています。特に玉ねぎの皮を巻いて卵茹でる方法は簡単に出来るということから人気があります。

4. イースター・エッグでゲームをするのもイースターの楽しみの一つ!


作ったイースター・エッグは飾り物として展示されることは稀で、ゲームの道具として用いることが多いです。

例えば、傾斜にイースター・エッグをセットして転がし、一番遠くまで転がった卵を持っていた人が勝つというゲームや、イースター・エッグ相撲という卵同士をぶつけてどちらの卵が強いかを競うゲームなど、卵に因んだゲームが豊富にあります。中には勝ちたいがゆえに木製の卵で勝負を挑む者も出てくるなど、ヒートアップすると止まらなくなってしまうのもイースターゲームの面白いところです。

日本人としては「卵ゲームでそんなに熱くなるの?」と驚きを隠せませんが、リトアニア人にとって卵ゲームは真剣そのもの。子供のみならず大の大人が超真剣モードで臨むものなのです。

5. イースターの準備は1週間前から?!

イースターというとクリスマスのように12月25日にのみお祝いするものと思われがちですが、リトアニアのイースターはイースターの日の約1週間前から準備やお祝いが始まります。それを最もよく示すのが、「Verbu Sekmadienis(ヴェルバの日曜日)」と呼ばれる行事です。

イースターの日の丁度1週間前の日曜日のことを「ヴェルバの日曜日」というのですが、Verva(ドライフラワー)が沢山ついた串を家に飾ります。これは丁度イエス・キリストが十字架に磔にされたことを示すもので、ここから復活が始めるという意味も込めて、各家庭でドライフラワーがついた串が飾られます。敬虔なカトリック教徒の人は、ヴェルバを教会に持って行き、祝福してもらったものを家に飾ります。

6. イースターの時期にリトアニアを訪れるのであれば、イースターミサは必見!

イースター時期の最大のイベントはやはりイースターミサです。通常のミサよりも大規模で、キリストの復活にまつわる話を聞くことが出来ます。ところによってはキリストの復活に関する劇や出し物を教会の外でやっていたりします。小規模なパレードを企画するところもあるなど、各地でイースターの盛り上がりを楽しむことが出来ます。

最近では、教会のみならず美術館、レストラン、コンサートホール、劇場などでもイースターイベントが開催されることが増えてきているので、旅行に行くならば事前にチェックしておくと良いでしょう!

7. イースター時期に開催されるフォークアートマルシェでリトアニアの伝統に触れる!


イースター祭りの時期に毎年開催されるのが、リトアニア最大級のマルシェ、フォークアートマルシェです。3月上旬に開催され、ビリニュス市内がとても盛り上がります。

伝統的な置物、家庭用品、伝統工芸・民芸品はもちろん、イースター行事に登場するヴェルバも購入することが出来ます!最近ではワークショップも開催されており、鍛冶屋体験など、普段出来ない体験が出来るコーナーも設けられています。

 

まとめ

リトアニア人にとってイースターはクリスマス並みに大切な行事なのです。日本では「イースター=イースター・エッグ」というイメージが強いですが、カトリック国のリトアニアでは、イースターのお祭りはイエス・キリストの復活を祝う伝統行事なのです。

本場ならではの伝統に根付いたイースター祭りというのは日本ではなかなか経験出来ないものなので、イースターの時期にリトアニアに行く予定がある方は、是非雰囲気をたっぷり味わってきてください。

 

リトアニアのイースター特集!現地在住者に聞く7つのおもしろ特徴!

1. リトアニアのイースターの時期はいつ?日本との違いはある?

2. リトアニア人にとってイースターは伝統行事?

3. イースター・エッグの作り方は家庭によって異なる?

4. イースター・エッグでゲームをするのもイースターの楽しみの一つ!

5. イースターの準備は1週間前から?!

6. イースターの時期にリトアニアを訪れるのであれば、イースターミサは必見!

7. イースター時期に開催されるフォークアートマルシェでリトアニアの伝統に触れる!

 


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