トルコ国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

トルコ国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

赤地に白い星と三日月模様がある国旗、皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか?そんなトルコの国旗ですが、トルコ国内では様々なことに使われており、国民にとっての意味も大きいです。そこで今回はトルコの国旗、月星章旗の秘密についてご紹介します。

 

トルコ国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

 

1. 実は赤色ではない!?

トルコでは赤色の事を「kırmızı」といいますが、国旗の赤はとは言わず、「al」と言います。日本でいうとどちらも赤色ですが、alということで神聖さを表しています。他にも戦争などで流された血の事をal kan (kan: 血)と言ったりします。

 

2. 月と星が意味すること

いろいろな説があるので、いくつかをご紹介します。一つ目は三日月がイスラム教、星がトルコのシンボルとして使われている説です。他のイスラム教が信仰されている国の国旗を見てもわかるように、三日月はイスラム教のシンボルとして使われているようです。二つ目の説は三日月と星がセットでトルコのシンボルとなっている説です。どちらの説でも国旗の赤色は血を表していると考えられています。

 

3. 国旗の歴史

月星章旗とは、赤地に白の三日月と星が配置されているトルコの国旗の事を言います。この国旗が一番初めに使われたのは15世紀ごろだと言われています。ですが当時の国旗に使われていた星は五芒星ではなく八芒星だったそうです。1842年から星が五芒星に変わり、その後はアレンジを加えられ1936年に現在のトルコの国旗の形になったそうです。

 

4. 国旗にまつわるエピソード

1389年、セルビア王国とオスマン帝国によるコソボの戦いがありました。戦いでは当時のトルコ、オスマン帝国が勝利しましたが、たくさんのトルコ人が戦死してしまいました。その夜、戦場の血だまりには三日月と月が映っており、それをもとに国旗が作られたと言われています。

 

5. トルコ国民にとって国旗とは?

トルコでは様々なことに国旗が使われます。国民的におめでたいことがあったときや、政治的な集まりの場などで国旗が揚げられます。その他には、バイラムと言われる祝日などに政府の建物や学校などでトルコの国旗が揚げられているのを見ることができます。トルコで街のいたるところに国旗を見つけたら、何の祝日か調べてみるとおもしろいかもしれませんね。

 

6. お墓にも国旗

色々なところで見かけることができるトルコの国旗ですが、お墓でも見ることができます。お墓に国旗が結ばれているのは、国家のために戦死したということを表しています。トルコ人は国家愛が強く、国家を守るためなら死んでもいいという人が多いです。日本人から見るとびっくりする考え方ですよね。

 

まとめ

いかがでしたか?
トルコ人の国旗に対しての思い入れはとても強いので、町の中に落ちていた国旗をうっかり踏んだ…なんてことがあった場合には安全の保証はないのでくれぐれもご注意を!ミーティングの際に国旗が配られたりするので、ミーティング後の街中には国旗が落ちていることがよくあります。最近はトルコ国内の状況があまり良くないので、旅行の際はミーティングなどには近づかないほうがいいかもしれません。

 

トルコ国旗を徹底分析!国旗が持つ6つの秘密とは?

1. 実は赤色ではない!?
2. 月と星が意味すること
3. 国旗の歴史
4. 国旗にまつわるエピソード
5. トルコ国民にとって国旗とは?
6. お墓にも国旗

 


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