ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事

(flickr By Alessandra Nölting)

ドイツといえば、ビール!日本ではあまり見ませんが、昼からビールなんて当たり前です。豊富な種類、そしてご当地ビール、変わり種までドイツ人のビール愛には目を見張るものがあります。ビールが大好きで、ビール目当てにドイツへ行きたいと思っているあなた、ドイツではぜひいろいろなビールを試してみてくださいね。今回は、ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事をご紹介します。

 

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事

 

1. 水より安い!?

ビールが水より安いとはよく聞く話ですが、ビールと水の種類によっては実際に安く買えます。スーパーでは、1ユーロ以下のビールばかりですし、それらは発泡酒ではなく、本物のビール!ビールコーナーに並ぶ、様々なビールを見ると、「おぉ〜これがビール大国!」とあなたもきっと思うことでしょう!

ちなみに、ドイツにはビール純粋令という16世紀につくられた法律があります。これは「ビールは麦芽、水、ホップ、酵母のみを原料とする」という内容で、このことからもドイツビールの品質の良さがわかりますよね。

 

2. ローカルビールが熱い!

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事_Kolsch

(flickr By pouyana)

有名なものはケルシュ(Kölsch)。ケルシュという名前はケルンで作られたビールだけが、そう名乗れます。これも純粋令同様に法律で定められていて、ドイツのビールの奥深さが感じられますよね。ケルシュは飲みやすく、比較的小さい200mlのグラスで飲みます。そのケルシュと競争しているのが、隣の街のデュッセルドルフで作られているアルト(Alt)。Altはドイツ語で古いという意味。黒褐色をしたフルーティーでまろやかなビールです。

このふたつのビールは別名わんこビールとも呼ばれていて、200mlのグラスを飲み終わると、注文していなくても次のビールが運ばれてきます。もういらないという場合はコースターをグラスの上に置いてくださいね。そうしないとずっと飲みつづけることになってしまいますよ!

 

3. どんな種類があるの?

代表的なものを6種類ご紹介します。

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事_becks

(flickr By Lagomorpha)

まず初めに、ピルスナー(Pilsner)。さっぱりとしていて、飲みやすく、日本人にもおすすめのビールです。一番有名なピルスナーはBECK’S(ベックス)というブレーメンのビールで、ドイツ中どこでも見つけることができます。緑色の瓶が特徴で、見た目もスタイリシュです。

 

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事_Helles

(flickr By James Cridland)

次は、へレス(Helles)。日本で言うラガービールがこれ。元々はドイツのバイエルン州発のビールで、苦味が少なく、旨味や甘みがあるまろやかなビールです。

 

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事_Dunkel

(flickr By James Cridland)

3番目はドゥンケル(Dunkel)。Dunkelはドイツ語で暗いという意味があり、ビールもその言葉の通り、黒褐色です。麦芽の風味が強く、好き嫌いが分かれるかもしれません。

 

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事_Schwarz

(flickr By Robby Schulze)

4番目はシュヴァルツ(Schwarz)。Schwarzはドイツ語で黒。まさしく、黒ビールの事です。味は一言で言うと、香ばしい!

 

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事_Weizen

(flickr By Michiel)

最後はヴァイス(Weiss)/ ヴァイツェン(Weizen)。Weissは白、Weizenは小麦という意味。日本では白ビールと言われているのではないでしょうか。これは、南ドイツではおなじみの小麦麦芽を原料としたビールです。フルーティーな味わいで、ビールの苦みがちょっと苦手と言う女性におすすめです。ちなみに、ヘーフェヴァイス(Hefeweiss)/ ヘーフェヴァイツェン(Hefeweizen)という種類もあります。Hefeは酵母という意味で、このビールはさらにフルーティーでバナナのような香りがする、ちょっと面白いビールです。レモンを入れて飲むなんて方もいますよ!

 

4. 女性におすすめ。甘いビール?

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事_Berliner Weisse

(flickr By Jessica Spengler)

ちょっとビールが苦手というあなたには、この2つのビールがおすすめ!ひとつはラドラー(Radler)/アルスターヴァッサー(Alsterwasser)。南ドイツではRadler、北ドイツではAlsterwasserと名前が全然違いますが、同じビールです。このビール、実は60%がビールで40%がスプライトなんです!つまり、半分がジュース。なので、ビールが苦手なあなたも、きっと大丈夫!

もうひとつはベルリナー ヴァイス(Berliner Weisse)。こちらは3でも紹介した白ビールを、緑又は赤のシロップで割ったビールカクテル。飲むと、シロップの色に染まってしまうのが難点ですが、甘くてビールという感じが全然しませんよ!

 

5. こんなのアリ?

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事_Rauchbier

(flickr By George Groutas)

ドイツには変わり種のビールも存在します。その代表とも言えるビールが、こちら!バンベルクのラオホビール(Rauchbier)。このビールは本当に独特な風味と香りで、燻製ビールとでもお伝えしておきましょう。Rauchとはドイツ語で煙と言う意味。シュレンケラが有名ですので、ぜひ試してみてくださいね!

 

6. さあ、みんなで乾杯しよう!

さて、ビールのお話をしてきましたが、ビアホールで注文、そして乾杯ができなければビールの味も半減してしまいますよね。そこで、注文と乾杯もドイツ風にきめてみましょう!

・Bier, bitte! / ビアー, ビッテ / ビールを下さい
・Prost! / プロスト! /  乾杯!

これであなたもドイツで100%ビールを楽しめます!

なお、ドイツ語の色々な乾杯の言い方については以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらも合わせて読んでみてください。

ドイツ語で乾杯!パーティーや飲み会でそのまま使える10フレーズ!
ドイツ語で乾杯を表すフレーズは実は色々とあるんです。今回は、誕生日会やカジュアルなパーティーから、会社や結婚式などでも使える乾杯フレーズをまとめました。知っておいて損はない、定番フレーズから在住者だからこそ知っているフレーズをご紹介します!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ドイツのビールは奥深く、そして種類もたくさん!レストランはもちろん、スーパーにもビールはたくさん売っています。ドイツでは缶ビールはあまりなく、瓶ビールが主流です。ちなみに、瓶を手に持って、飲みながら街を歩くというのもドイツスタイルですよ。ドイツ旅行の際は行く先々でその土地のビールを堪能してください!さあ、みんなでProst!!!

 

ドイツ人にとってビールはどんな存在?現地で感じる6つの事

1. 水より安い!?
2. ローカルビールが熱い!
3. どんな種類があるの?
4. 女性におすすめ。甘いビール?
5. こんなのアリ?
6. さあ、みんなで乾杯しよう!

 

あなたにおすすめの記事!

タイトルとURLをコピーしました